多くの方が不動産投資を検討するときに、最初に目に入るのが「利回り」でしょう。
しかし、利回りは数字だけで判断すると失敗しやすい指標でもあります。表面利回りは“ざっくり比較”に便利な一方で、管理費・修繕・税金・空室などのコストが抜け落ちがちになってしまいます。
本記事では、30〜40代の会社員投資家向けに、表面利回りと実質利回りの違い、計算方法、利回りの目安、さらに高利回り物件に潜むリスクや利回り以外に見るべき指標(キャッシュフロー・出口戦略)まで、具体例を交えてわかりやすく解説しています。
数字に振り回されず、「自分の投資基準」で判断できる状態を目指しましょう。

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目次
不動産投資の利回りとは
利回りとは、物件価格に対して年間でどれくらいの利益になるかの目安です。

言い換えると利回りは「年間でどれくらい儲かるか」を数字で比べるための指標です。
まずは利回りが何を表し、何が含まれていないのかを押さえると、物件選びの精度が上がるでしょう。
不動産投資における利回りとは
不動産投資における利回りとは、物件価格に対して家賃収入をどれだけ得られるかを見る目安と考えて下さい。
不動産投資は複数物件を並べて収益性を比較しやすく、初期検討に向いている投資と言えるでしょう。
ただし利回りは「家賃が想定どおり入る」前提で計算されやすく、空室や家賃下落は反映されにくい点に注意が要ります。さらに、ローン返済額や税金、修繕などは利回りの考えの外に置かれがちです。
利回りは一見すると分かりやすく便利ですが、利回りのみで判断するのは危険と言えるでしょう。
不動産投資の利回りの種類
利回りには「表面利回り」と「実質利回り」があり、利回りの比較する内容が異なります。両者の差を理解すると、数字のワナを避けられます。
表面利回りの考え方は
表面利回りは、年間家賃収入を物件価格で割って算出する、最もシンプルな利回りです。
管理費や修繕費、固定資産税などの経費を含めないため、計算が分かりやすく理解しやすい特徴があり、サイト掲載情報だけでも計ができ、候補物件を取捨選択していくことも可能です。
たとえば同じエリアで表面利回りが大きく違うなら、家賃設定や価格に理由があるはずです。表面利回りは「最初の比較軸」として使うのがコツです。

表面利回りは簡単な計算で出てきますので、分かりやすいのが特徴ですね!

細かい計算は後にして、大体の金額が出れば物件選びに役立ちますよね。
実質利回りの考え方は
実質利回りは、家賃収入から年間経費を差し引き、さらに購入時の諸費用も考慮して算出します。
管理費・修繕積立金・固定資産税・賃貸管理手数料などを入れるため、表面利回りより現実に近い数字になるでしょう。
たとえば表面利回りが6%でも、経費が重い区分マンションだと実質利回りが大きく下がることがあり、逆に経費が抑えやすい運用なら、表面利回りとの差が小さくなる場合もあります。
購入後の資金繰りを守るには、実質利回りでの判断が重要なポイントになります。

表面利回りでざっくりと金額を計算し目安をつけ、実質利回りで細かい部分を計算するのが良いでしょう。

管理費や修繕費がかかる場合は、何年運用するか出口戦略を立て計算すると最終的にプラス運用になるかなど計算できます!
不動産投資の利回りの計算方法
不動産投資の利回りは式が分かれば誰でも計算ができます。
ここでは計算方法と、エクセルでの計算方法を紹介します。
不動産投資 利回りの計算方法
- 表面利回り:年間家賃÷価格×100(%)
- 実質利回り:(年間家賃収入 − 年間経費) ÷(物件価格 + 購入時諸費用) ×100(%)
具体例
- 家賃:120万円
- 経費:30万円
- 物件価格:2,000万円
- 諸費用:100万円
👉 計算すると
(120 − 30) ÷(2,000+100)=90 ÷ 2,100 = 約0.0428
👉 約 4.28%
表面利回りは「年間家賃収入 ÷ 物件価格 ×100」で計算するのに対し実質利回りは、年間家賃収入から年間経費を差し引いた“実質の年間収益”を、購入総額(物件価格+購入時諸費用)で割って計算します。
経費の代表例は管理費、修繕積立金、管理会社手数料、固定資産税、火災保険などです。
まずは経費項目を固定して、物件ごとに支出の漏れをなくすことが重要です。計算式を理解すると、広告上の利回りを鵜呑みにせず、より現実的な数字が計算可能になります。
不動産投資の利回りをエクセルで計算する方法
具体例で以下の条件でエクセルで計算式を作成してみましょう。
- 物件価格:2,000万円
- 年間家賃収入:120万円
- 年間経費:30万円(管理費・修繕・税金など)
項目 | 数値 | 計算式 | 説明 | メモ | |
|---|---|---|---|---|---|
| A1 | 物件価格 | 20,000,000 | 2,000万円 | ||
| A2 | 年間家賃収入 | 1,200,000 | 120万円 | ||
| A3 | 年間経費 | 300,000 | 管理費・修繕など | ||
| A4 | 購入時費用 | 1,000,000 | 仲介手数料など | ||
| A5 | 表面利回り | 6% | =A2/A1×100 | 経費なし | 年間家賃÷価格×100(%) |
| A6 | 実質利回り | 4.5% | =(A2-A3)/A1×100 | 経費込み | |
| A7 | 実質利回り(完全版) | 4.29% | =(A2-A3)/(A1+A4)×100 | 購入費込み | (年間家賃収入 − 年間経費) ÷(物件価格 + 購入時諸費用) ×100(%) |
このようにエクセルで表を作成してみると収支のバランスも分かり、利回りが計算できますのでおすすめです。
不動産投資の利回りの目安と理想は
利回りに『正確な答え』はありませんが、最低ラインと理想ラインを持つことで判断が速くなります。
大事なのは『なぜその数字になるか』を明確にすることです。
不動産投資の利回りの目安の最低ラインとは
最低ラインは「最悪でも資金繰りが崩れない」です。
会社員投資家は返済が長期になりやすく、金利上昇や空室が起きても耐えられる余力があるかが重要になります。表面利回りだけで最低を決めると危険なので、実質利回りとキャッシュフローで確認するのがよいでしょう。

長期運用すると、修繕費や設備の追加など予期せぬ出費が考えられますので余裕を持った運用を意識しましょう!
たとえば、空室1〜2か月が出ても赤字にならない、修繕が重なっても生活費を圧迫しない、といった基準です。最低ラインは『収益最大化』ではなく『投資からの撤退を防ぐ』ための防波堤として考えるのがよいでしょう。
不動産投資の利回りの理想は
理想の利回りは、手残りの目標額と出口戦略(将来の売却)から逆算するのがベストです。
たとえば「毎月◯万円の手残りが欲しい」「10年後に売却して次を買う」など、ゴールで必要な収益が変わります。都心のように価格が高いエリアは利回りが低くなりやすい反面、流動性(売りやすさ)が強みになります。

需要のあるエリアなら5~7%が目安と言われていますが、エリアで異なりますので『入居率(エリア需要) 』『築年数(修繕リスク)』『 家賃下落余地 』『出口(売却しやすいか)』を踏まえて考えてください。
一方で、利回りが高い物件は、空室や家賃下落、修繕のリスクが数字に隠れている場合があるので注意が必要です。
理想は“利回り単体”ではなく、考えられるリスクと出口戦略を含めたバランスで考えましょう。
不動産投資の利回りの相場と平均
相場・平均は、物件が高いか安いかを測る物差しになります。ただしデータの出どころと条件を揃えないと誤解しやすい点もあります。
詳しく見ていきましょう。
不動産投資の利回り相場とは
利回り相場は、エリア、築年数、物件タイプで大きく変わるので注意してください。
たとえば首都圏のワンルームは表面利回りが4〜7%程度のレンジで語られることがありますが、前提条件(築年数、駅距離、価格帯)で変化してしまいます。

レンジとは『範囲』です。つまり「表面利回りが4〜7%のレンジ」だと「表面利回りが4〜7%の間に収まっている状態」という意味になりますよ!
さらにポータル掲載の利回りは、満室想定や経費未反映で高めに設定している場合がありますので、相場を調べるときは、同じエリア・同じ築年数・同じ間取りで揃えて比べるとよいでしょう。
相場は『買うかどうか』ではなく、『なぜこの数字か』を深掘りするために使うと有効です。
不動産投資の利回り平均は
平均利回りは市場の中心を知る手がかりですが、平均だけで判断すると危険です。
なぜなら、高利回りの築古や地方物件が混ざると、平均は引き上げられてしまうからです。
平均に加えて「利回り分布で最も多い帯」を見ると、相場感が掴みやすくなるでしょう。
たとえば東京23区の投資用中古マンションでは、利回りの分布に特徴があるという集計例もあります。平均は“目安”として押さえつつ、自分が狙う条件に寄せたデータで確認するのが安全です。
平均はゴールではなく、比較の対象として考えましょう。
【ワンルームタイプの期待利回り】
| 東京 城南 | 札幌 | 仙台 | 横浜 | 名古屋 | 京都 | 大阪 | 神戸 | 広島 | 福岡 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年4月 | 3.7% | 5.0% | 5.0% | 4.3% | 4.5% | 4.6% | 4.3% | 4.7% | 5.0% | 4.5% |
| 2025年10月 | 3.7% | 5.0% | 5.0% | 4.3% | 4.5% | 4.6% | 4.3% | 4.7% | 5.0% | 4.5% |

期待利回りとは「投資家がこの物件に求める利回り(最低ライン)」を意味します!
【ファミリータイプの期待利回り】
| 東京 城南 | 札幌 | 仙台 | 横浜 | 名古屋 | 京都 | 大阪 | 神戸 | 広島 | 福岡 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年4月 | 3.8% | 5.0% | 5.0% | 4.3% | 4.5% | 4.6% | 4.3% | 4.7% | 5.1% | 4.5% |
| 2025年10月 | 3.8% | 5.0% | 5.0% | 4.3% | 4.5% | 4.6% | 4.3% | 4.7% | 5.1% | 4.5% |
参照元:日本不動産研究所 第 53 回 不動産投資家調査 (2025 年 10 月現在)
物件タイプ別の不動産投資利回りは
利回りは物件タイプで傾向が変わります。区分・アパート・戸建ての特徴を見ながら利回りを見ていきましょう。
区分マンション投資の利回り
区分マンションは、都心ほど物件価格が高く、利回りが低くなりやすい傾向があります。
月々の管理費と修繕積立金が固定でかかるため、実質利回りは表面より下がりやすい点も特徴です。その一方で、流通量が多いエリアでは売却しやすく、出口戦略を描きやすいメリットがあります。
たとえば同じ表面利回りでも、区分マンションは経費が重く手残りが薄いことがあるため、購入前に実質利回りで再計算するのが基本です。
区分マンションは利回りの高さよりも、需要と出口の見極めが重要になるでしょう。

アパート投資の利回り
アパート投資は、複数戸があるため、1部屋空いても収入がゼロにならず、空室影響を分散できる区分マンションに比べて利回りが出やすいケースがあります。
一方で、外壁・屋根・共用部など建物全体の修繕が必要になり、資金計画が甘いと負担が一気に増えてしまいます。管理面でも入退去や募集条件の調整が増えるため、運用の手間がかかるのがデメリットです。
アパートは利回りが上がりやすい分、修繕の際の見積もりと賃貸需要のバランスが『勝負どころ』になります。

戸建て投資の利回り
戸建ては物件価格が抑えやすく、数字上の利回りが高く見えることがあり、ファミリー層の需要が合うエリアでは、入居が決まると長期入居になりやすい点も魅力です。
ただし、エリアによっては賃貸需要が読みづらく、募集に時間がかかることがあります。また売却時の買主は投資家より実需(自宅購入)寄りになることがあり、出口の想定が区分マンションなどと異なります。
戸建ては「賃貸需要が読める立地か」と「出口で誰に売るか」をセットで決めると、利回りのブレを抑えれるでしょう。

エリア別の不動産投資利回りとは
エリアで利回りが変わる理由は、価格と需要のバランスがあるです。東京と地方の違いを理解すると、数字の差の理由が見えてきます。
順に見ていきましょう。
東京・都内の不動産投資利回り
東京は物件価格が高いため、利回りは低めになりやすい傾向がありますが、その代わり賃貸需要が厚いエリアが多く、募集期間が短くなりやすい点が魅力でしょう。
会社員投資家が重視すべきは、利回りの“高さ”よりも、空室期間の短さと出口戦略の作りやすさです。
都内では「低利回りでも安定」を前提に、実質利回りと手残りで無理のないラインを作るのが現実的です。
- 価格が高く利回りは低めになりやすい傾向にある
- 需要が大きい分、空室リスクは相対的に低くなる傾向にある
- 売却の出口が作りやすい
地方不動産投資の利回り
地方は都心に比べて物件価格が安く、利回りが高く見えることがありますが、賃貸需要が弱いエリアでは空室期間が長引きやすく、家賃下落の影響も受けやすい点が要注意です。

利回りは、年間家賃÷価格×100(%)で計算ですよ。
さらに出口戦略として、売却先が限られると現金化まで時間がかかる場合があります。地方で高利回りを狙うなら、需要の裏付け(雇用・大学・病院など)と、売却の見込み(投資家が買う地域か)を確認しましょう。
地方は“数字の魅力”が先に立ちやすいので、リスクを先に見積もる姿勢が成否を分けると言えます。
- 価格が安く高利回りに見えやすい傾向がある
- 空室と家賃下落の振れ幅が大きい
- 売却の難易度が上がることがある
高い利回りの不動産投資に潜むリスクとは
高い利回りには理由があります。理由を明確にし数字で表現できるようになると、買っていい高利回りと、避けるべき高利回りを分けることが可能になります。
順番に見ていきましょう。
不動産投資で利回りが高い理由
利回りが高いのは、計算する時の分母の価格が安いか、分子の家賃が高いかのどちらかです。
例えば建物の価格が安い場合は、空室リスクや修繕負担、売却の難しさが背景にあることが多く、このようなリスクが価格に反映されている可能性があります。家賃が高い場合は、相場より強気な設定で、将来下落する余地が大きいケースもあります。
地方で利回りが高くなりやすい理由として、買い手が限られ価格が下がりやすい点が挙げられます。高利回りの理由を説明できない物件は、運用中に想定外が起きやすいと考るとよいでしょう。
- 利回りが高い場合は、価格が安い・または家賃が高いかの場合が多い
- 価格が安い場合はリスクが価格に含まれている可能性がある
- 需要の弱さが背景になることが多い
不動産投資で利回りが高すぎる物件の注意点は
利回りが高すぎる物件は、見えにくいコストが隠れていることがあります。空室期間が長いエリアなのに満室想定で計算していないか、修繕が近いのに見積もりがないままになっていないかを確認しましょう。
また、再募集時の広告料や原状回復など、退去が出るほど費用が積み上がり、さらに出口戦略として買い手がつかないと、利回りの良さが“売れない不動産”に変わります。
高すぎる利回りは魅力ですが、数字の裏側をチェックリスト化して潰すのが鉄則です。疑問点が残るなら、見送る判断も立派な投資行動と言えるでしょう。
- 空室が長引く前提になっていないか確認する
- 修繕・再募集費用が必要な物件でないか
- 出口が“売れない”にならないか
利回りが低くても検討すべき不動産投資
利回りが低い物件でも、検討価値があるケースがあります。ポイントは、安定性と出口でリスクを小さくできる物件であるかどうかです。
不動産投資で利回りが低い物件の価値とは
利回りが低い物件は、価格が高い、または家賃が抑えめという状況です。都心や駅近など需要が多い立地では、空室期間が短く、家賃の下落も緩やかになりやすい傾向があります。
その結果として、表面利回りは低くても、実際の手残りが安定し、さらに流通量が多いエリアは売却しやすく、出口戦略での回収も見込みやすい点がメリットになります。利回りの低さを“悪”と決めつけず、空室リスクと出口の強さを含めて評価すると、堅い投資になるでしょう。
利回りが低い物件は、長期目線で見るとプラスになる要素が隠れてると言えます。
不動産投資で利回り以外に重視すべき指標
利回りは投資物件を判断するための最初の指標です。実際の投資判断では、毎月の手残りと、最後にどう売るかが結果を左右します。
次にポイントになる2つの要素を解説します。
1:キャッシュフロー
キャッシュフローは、家賃収入から支出を引いた毎月の手残りです。
支出にはローン返済、管理費、修繕積立金、固定資産税、保険料などを入れます。表面利回りが良くても、返済比率が高いと手残りが薄くなり、少しの空室で赤字になる可能性があります。
会社員投資家は本業収入がある反面、不動産投資で家計に影響が出るとストレスになる傾向があります。毎月の手残りに加えて、空室や修繕が重なっても耐えられる余力を計算に入れる必要があります。
利回りよりキャッシュフローを先に見ると、投資が続く形になるでしょう。
2:出口戦略
不動産投資は、保有中の家賃だけでなく、最後にどう売るかで結果が決まります。
出口戦略が弱いと、いくら利回りが良くても現金化できず、資産が固定化します。反対に、買い手が多い市場なら売却で回収しやすく、次の投資にも繋げられます。物件価格が上昇すると利回りは低下しますが、出口では追い風になることがあります。
実際に市場動向では、価格と利回りが逆方向に動く要因が語られることもありますので利回りを見るときは、売却のしやすさも利回りと同じ比重で考えるのが良いでしょう。
不動産投資と他の投資の利回り比較
利回りの数字だけを見ると、投資対象のリスクが見えません。不動産と株式を比べるときは、値動きと手残りの作り方を合わせて考えましょう。

不動産投資と株式投資の利回りを比較
株式投資は配当と値上がり益の両方が収益源で、売買がしやすいのが特徴です。一方、不動産は家賃収入が中心で、運用中の値動きは見えにくい代わりに、毎月の収入を作りやすい面があります。
大きな違いは、運用方法と結果に時間がかかるかどうかです。
不動産投資は少ない自己資金で規模を伸ばせる反面、返済負担が固定でかかり長期運用で考える必要があります。一方で株式投資は1クリックで簡単に売れ利益も大きいですが、市場の動向によっては大損する可能性もあります。
利回りを比較する際は、単純に数字の高低よりも互いの性質を理解し「どんなリスクを背負って、どう回収するか」を意識すると良いでしょう。

不動産投資の利回りを実際の収支で想定
利回りを『実感』するには、金額に直すのが一番です。ここでは1億円投資の収支イメージを作り考えてみましょう。
1億円の不動産投資で得られる場合の収入は
たとえば表面利回り5%なら、単純計算で年間家賃は約500万円です。
ただしここから管理費・修繕・税金・保険などが引かれ、空室が出れば家賃も減ります。さらにローン返済を入れると、毎月の手残りは大きく変わります。
実務では、年間家賃を月に割って月次で見ます。そこから月額経費と返済を差し引き、黒字がどれくらい残るかを確認します。金額に直すと「利回り1%差」が家計に与える影響も見えます。数字を収支に落としてから判断すると良いでしょう。
- 家賃収入:500万円
- 管理費・修繕・税金:約150万円
- ローン返済(元利):約250万円
- 合計支出:400万円
- 500万 − 400万 = 約100万円/年(月/約8万3.000円)

単純な計算ですので実際は数字の変動はありますが、上記のように考えて最終的にプラスになるか考えます。(減価償却費は入れてないので実際には少し税金が下がる可能性があります)
不動産投資の利回りから自分の投資基準を作る
最後に「自分の基準」を作ってみましょう。相場を知ったうえで、生活とリスク許容度に合う基準で考え作成します。
サラリーマン不動産投資に合った利回り基準を考える
会社員投資家は、本業収入があるとはいえ、家計を崩す投資は続きませんのでやめましょう。
まず「毎月いくら手残りが欲しいか」「赤字でも何か月耐えられるか」を決め、そこから逆算して利回り目標を置き、都心なら低利回りでも出口戦略が良い、地方なら高利回りでも出口戦略が難しい、といった前提を入れて基準を分けます。たとえば【都心は実質◯%でもOK、その代わり駅距離と需要は妥協しない】のように条件を明確化します。
利回りは単独の数字ではなく、立地と収入・出口戦略の条件を合わせて基準にすると、判断がブレにくくなります。
まとめ|不動産投資の利回りを正しく理解して失敗しない投資を目指そう
利回りは便利ですが、単体だと誤解き失敗する可能性があります。重要なのは、表面と実質を使い分け、収支と出口まで含めて判断基準を作ることが成功への道と言えるでしょう。
